採用サイト制作事例

ジャパンシステム株式会社様（以下、ジャパンシステム）の採用サイトのリニューアルを担当しました。
従来の採用活動の中でも積極的に活用してきた採用サイト。2024年、ジャパンシステムは採用ブランディングを強化し、「会社の今を伝えるショーウィンドウ」と位置づけた採用サイトをWebメディアとして活用する方針を打ち出します。これらを実現するため、3年ぶりにサイト全体を刷新することを決めました。
ウェブビルダーは、このプロジェクトをプロデュースから担当。約6か月に渡り、制作要件のすり合わせ、ターゲット分析、コンセプトづくり、コンテンツ企画・撮影・ライティング、CMS導入、ドキュメントの整備といったWebサイト制作全般をご支援しました。

プロジェクトの背景

ジャパンシステムは元々、採用情報発信と会社紹介のツールとして採用サイトを活用していました。この度、採用広報活動をより積極的に行っていくことから、採用サイトのリニューアルを決定しました。
ジャパンシステムが新採用サイトに求めることは2点ありました。
「ショーウィンドウの機能を持たせ、社内の様子が視覚的に発信できる」ことと、「学生を惹きつけて心を動かすため、新しい情報を提供し続けることができる」ことです。
これらを実現させるためには、採用ブランディングの根幹を担うコンセプトの再検討から必要であると弊社は考えていました。静的なカタログから動的なコミュニケーションツールへの転換を目指し、ソフト・ハードの両面に対する総合的なリニューアル提案を行いました。
また、ウェブビルダーノーコードCMSで採用サイトを作成するため、お引き渡し後の更新もカンタンです。ジャパンシステムにとってクイックに情報更新を行える点において、マッチしていると考えていました。
最終的には課題に対する解像度の高い提案をご評価いただき、複数社の中から弊社を制作パートナーに選定いただきました。

プロジェクトのポイント

ポイント1：目的を達成するサイトを制作するために、徹底的に現状サイトの課題を理解

提案のご依頼いただいてから、弊社はRFPに掲げられた「採用に有効なサイト」という課題を理解することに重点を置きました。
これまでの採用サイトのあり方や、これからどのような学生を入社希望者として求めるかを丁寧にヒアリングし、社内でコンセプトワークを実施。そして、提案に向けて採用サイトで何を解決したいのかを可視化しました。
サイトの目的と役割を明確にすることで、より目的を達成しやすくなります。
弊社を制作パートナーに選定いただいたあとも、ターゲット、ペルソナについてジャパンシステムの採用担当者と何度も議論を重ねました。その結果、採用サイトのメインターゲットを「IT業界に飛び込む気概のある人財 」と定めることになります。
従来のチャレンジングな雰囲気の訴求に加え、活気がありつつも和やかな社風で、多様なキャリアを持つ社員がそれぞれ活躍している様子も表現できるサイトを目指しました。
 

ポイント2：ジャパンシステムをよりよく理解してもらうために、訴求力の高いコンテンツを作成する

学生のニーズにマッチしており、かつジャパンシステムの魅力を最大限伝えるコンテンツを制作するために、まずは若手社員にアンケート調査を行い、応募時に参考にしたコンテンツ、入社決定を判断する上で欲しい情報を把握しました。
 
【情報設計のポイント】
ジャパンシステムでは、さまざまなバックグラウンドを持つ人財が活躍しています 。そのため、求められる情報に偏りがなく、幅広い種類の情報を分かりやすくサイトに掲載する必要があります。そのニーズに応えるため、コンテンツを「会社を知る」「働き方を知る」「社員を知る」の 3つの軸に再編し、入り口を明確化しました。
 

 
 
【コンテンツのポイント】
各コンテンツの要素については、現在の採用サイトのトレンドに合わせて、読み物コンテンツの更新・充実や、各種制度の説明ページの充実度を高めました。また、良質なコンテンツを制作しても見てもらえなければ意味がありません。そのため、サイト内のコンテンツに多くの回遊導線を設け、より多くのページを自然な流れで続けて閲覧してもらえるよう工夫しました。
 

 
 
【クリエイティブのポイント】
・ビジュアル：コンセプトを具現化する人物写真で企業ブランディングに寄与（人物写真は今回のリニューアルのためにカメラマンによって撮影されたもの）
・メッセージングコピー：採用で求める人材の自分ゴト化を促すメッセージングコピーを作成
・シンプルな構成：コンテンツの新陳代謝や今後の増強に備え、サイトの構造は出来る限りシンプルに
 

 

ポイント３：フレッシュなサイトを維持するには、手軽に自社で情報を更新できる「ノーコードCMSウェビルダー」が最適

ジャパンシステムでは、年間を通してコンスタントな情報発信をすることと、年度変わりの時期にリフレッシュ感を出すことが採用広報活動上の重要なミッションです。採用担当者は「採用サイトを常にフレッシュな状態に保つこと＝採用に力を入れている企業であるという印象につながる」という思いを持って更新作業を行っています。情報を手軽に、ハンズオンで発信できるウェブビルダーは、ジャパンシステムが理想とする情報発信の形にマッチしていました。
また、ノーコードのウェブビルダーを使用することで、従来のWeb制作プロセスで必要とされていた実制作の工程（ワイヤーフレーム作成、デザイン、コーディングなど）を短縮できます。今回は、早い段階で完成形に近いプロトタイプを見ながら意思決定を行ったため、修正・確認にかかるジャパンシステム側の作業時間を大幅に削減できました。実制作期間の圧縮は、結果的に要件定義やコンセプトワークなど、サイトの土台づくりの作業に十分な時間を配分することにもつながりました。
ウェブビルダーは、制作・運用の両フェーズでノーコードによる作業の効率化を実感していただけるツールです。今回のリニューアルを機に、スピーディーかつクオリティの高い情報発信が可能となり、ジャパンシステムの魅力が多くの求職者に伝わっていくことが期待されています。